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耳鳴りのさまざまな種類



耳鳴りは日常的になりますと非常につらいものです。

耳鳴りとは周囲の音と無関係に頭の中で音が聞こえると自覚するものです。

耳鳴りにもいろいろ分類があるようです。

@:A;自覚的(主観的)耳鳴り。

本人にしか聞こえない耳鳴りです。

殆どの場合はこちらの耳鳴りです。

耳鳴りの音は「セミ(蝉)」が鳴いているようと表現されることが多いのですが、それ以外にもさまざまな耳鳴りがあります。

また同時にいくつもの音が聞こえている場合も少なくありません。

原因や障害部位ももさまざまですが、大半の耳鳴りは内耳や聴神経などの脳に入る前の比較的末梢でなっていると考えられています。

B;他覚的耳鳴り(実際に体から音が出ている場合)。

他の人も(たとえば聴診器を耳のそばに当てることなどで)聞くことのできる耳鳴りです。

耳鳴りの音はザーザー・ドクドクといった脈に一致した拍動(はくどう)音のことが多く、原因としては血管をとおる血液の音のことが大半です。

外科的な治療が必要なことがあり、またそれにより治ることがあります。

それ以外にも顎の関節からの音が聞こえる場合や、耳の中、特に中耳の筋肉が痙攣することで音が聞こえることがあります。

AA:無難聴聴性耳鳴。

難聴が無いのに耳鳴りが聞こえるものです。

耳鳴りの数パーセントから20パーセントの人では
耳鳴りがあるのに聴力検査をしても難聴がないと報告されています。

普通の聴力検査ではなく、もっと高い周波数まで検査をしたり、
もっと細かく周波数ごとの検査をすると難聴が見つかる可能性も指摘されています。

B;難聴性耳鳴。

難聴を伴う耳なりです。

BA:急性耳鳴り。

 最近起きた耳鳴り、3ヶ月から6ヶ月以内(期間にいついては確立していない)。

B:慢性耳鳴り。

 3から6ヶ月以上経過した耳鳴り。

外国ではこのように慢性と急性を分類していることがあるようです。

急性の場合はその原因に対する治療を試みることで耳鳴の消失を目標とし、
慢性の場合には完全に耳鳴を無くすことはむつかしいことから
耳鳴の苦痛の軽減を主な目的とします。

以上のような種類にわかれます。



耳鳴りに隠された重大疾病

耳鼻科や病院で発見される、
耳鳴り症状に関連する主な疾患は以下があげられます。

まずメニエール病があげられます。

内耳障害による疾病で、耳鳴り・めまい・難聴の発作を繰り返すのが特徴です。

メニエール病は内耳のないリンパ水腫(むくみ)によって現れると言われています。

外リンパろう。

内耳にある三半規管などはリンパ液で満たされていますが、何らかのきっかけでリンパ液の漏れを防いでいる膜(内耳窓)が破れることで、リンパ液の一種(外リンパ液)が漏れてしまいます。

この状態を「外リンパろう」と言います。

水の流れるような音の耳鳴りは、その可能性があると言われています。

耳性帯状疱疹。

主にヘルペスウィルスといわれるものが、内耳や顔面神経などに広がり、起こる疾病です。

心身の疲労蓄積や免疫機能の低下が主な引き金となっているようです。

このウィルス自体は、体の中にあるもののようですが、それが活動しはじめるかどうかが問題のようです。

慢性中耳炎。

中耳が細菌やウィルスに感染して炎症を起こすことで、内耳内に膿が溜まる状態。

痛みがきつい。

風邪を引いたときなど、のどや鼻にある細菌やウィルスが鼓膜に入り込むことが原因といわれています。

内耳炎。

中耳炎を放っておくことで、細菌が内耳まで及び、内耳の炎症を引き起こす状態。

耳管狭窄症。

鼓膜とのどをつなぐ「耳管」と呼ばれるものの中に、耳の中野気圧を調整する「弁」があります。

この弁が、のどや鼻の炎症などで上手く開閉できなくなる状態です。

耳管開放症。

耳管狭窄症とは反対に、耳管の弁が開いたままになってしまう状態のことを言います。

最近では、無理なダイエットがたたって耳管周辺の脂肪が減少してしまい、
発症する人が増えているそうです。

耳硬化症。

耳小骨の一つである「あぶみ骨」と呼ばれる小さな骨が癒着してしまう状態です。

耳小骨とは3つの小さな骨から構成されています。

それらが鼓膜から伝わった音の振動を増幅して内耳へ届ける役目があります。

原因はまだ明らかにされていません。

鼓膜炎。

風邪やインフルエンザのウィルスが鼓膜に感染して、
腫れや水疱などの炎症を引き起こす疾病です。


耳鳴りを治療するには・・・

耳鳴りを治療し治癒させることはできるのでしょうか。

耳鳴りはいったん気にし始めると、どんどん気になってストレスを感じてしまい
、さらに耳鳴りを悪化させてしまうことがあります。

このような悪循環に陥らないように、薬による治療を行うと同時に、
患者さんのメンタルもケアすることがとても重要になってきます。

耳鼻咽喉科ではメンタルケアを行うことがあまりないので、
メンタルケアを希望する人は、治療を行っている先生に
心療内科や精神科を紹介してもらえないか相談してみるといいでしょう。

そして最近では、日常生活で耳鳴りを気にならないようにする
訓練が少しずつ普及しています。

耳鳴りを治療する場合、覚えておいてほしいことがあります。

それは、たとえ耳鳴りの原因が分かったとしても、
完全に治療することは難しいのです。

現段階では、耳鳴りの完全な治療法は見つかっていないのが現状です。

ですので、治療の方針は、耳鳴りを完全に消そうとするのではなく、
症状をやわらげ、日常生活に支障がでないようにすることになります。

医師の指導のもと、治療を続けるとともに、生活習慣を改善したりして、
耳鳴りと上手に付きあえるようにしていきます。

耳鳴りの治療は、薬が中心。

耳鳴りをやわらげるのに有効なのが、薬による治療です。

治療に使われる薬には、一般的に抗うつ剤や抗不安剤などが使われます。

耳鳴りの症状そのものを治療する効果はありませんが、
患者さんの不安や負担を軽くすることができます。

その他にも、自律神経や血液の流れを調整する薬が使われたり、
急性の耳鳴りが激しく起きた場合はステロイド薬が使われたりします。


根本治癒はなかなか困難なようです。


耳鳴りに効く漢方

耳鳴りに効く漢方はどのようなものが、あるでしょうか。
まずはイチョウ葉エキス。

欧米では耳鳴りの薬としてよく服用されています。

このところ日本でもいくつかのメーカーより販売されているようです。

効果については確認されていません。

(最近、効果がないとういう論文もいくつか発表されています)
重篤な副作用はなさそうですので健康食品のひとつとして試されるのも良いかと思います。

医療保険の適応は通っていませんので薬局などで直接購入することになります。

漢方薬は西洋薬と違い必ずしも病名や症状に応じて投薬するものではなく「証」という診断に基づいて投薬をしています。

問診(話を聞く)脈診(脈を診る)舌診(舌を診る)腹診(お腹を診る)という4種類の診察に基づきそれぞれ表裏2種の8つの証に分類します。

それらの概念が一般的な西洋医学のそれとあまりにかけ離れているため特別な興味を持った医者、あるいは漢方専門医でないと的確に処方することは難しいかもしれません。

したがって一般医にとってなかなか難しい治療ですがプラセボ効果
(効くと思う事で改善してしまう)を期待して使われる事もあります。

副作用:漢方においても副作用がないということはありません。

時には重篤な副作用が現れることもありあす。

いくつかの病院でもらった何種類もの漢方薬を同時に服用すると、同じ成分がどの薬にも入っていて、結果として過剰摂取となってしまいます。

一版に漢方薬を重複して服用することは避けたほうがよいでしょう。

あるいはそのようなときには
漢方専門医に相談されるとよいでしょう。



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